すきだけど… サヨウナラ。




あたふた状態のあたしに菊地巧は軽く笑って、


「お前、名前は?」


そう聞いた。

みんなの…(いや、7割は女子)視線を感じながら答える。

「松山友子…です」


だけど目の前の彼はそんなことは気にしてない様子でありえないことを普通に口にした。



「ぢゃあ友子、今日からお前俺の彼女な」




………はい?



今日突然起きたこれがあたしの二つの出会い。
< 13 / 30 >

この作品をシェア

pagetop