<…ひ・み・つ…>
先輩たちには2人の事を報告した。


応援すると言ってくれた

「野元、山下とは最近どーだ?上手くやってるか?」

「ハイ!」

「幸せそうな顔してるな」「実は、僕、結婚するなら彼女とって思ってるんすけど、今はまだ早いんすけどね…いずれその時がきたら彼女としたいって考えてるんで!」


「そうか式には呼べよ!でも、山下はいい奴だよ。本当!今だから話すけど、狙ってたやつ結構いたんだぞ」

「まぢですか」

何か胸がクッてひきつった感じがした


「ヤキモチ妬くな(笑)」


「大丈夫ッスよ」


今、僕は彼女が大好きだ

こんなに人間の気持ちが変わるとは…


「まぁ!幸せになれよ」


先輩の言葉が重く感じた

「ゆう君何か怒ってる」
「別に… 」

僕は子供だ


「何でそう思う?」


「いつもと違うから…私何かしたかな?」


「七海は何も悪くない。」
狙っていた奴らに怒ってるいるのか?狙われていた七海にムカついてるのか僕は――

つくづく自分がイヤになる

ちっちゃい男だ


「ゴメン!七海…」

僕は七海を抱きしめていた

「ゆう君?どうしたの…何かあった?」

「俺…今、七海が大好きでたまんねーよ。七海に告白された時と違って。
愛してる」


「私もだよ。私はあの時と同じ気持ちだよ‥‥」

七海は優しくそう言った

「ゴメン…俺、実は聞いたんだ。」

「何を? 」

七海は不思議そうな顔で俺の目を見つめた



「先輩に、七海を狙ってたやつらが結構居たって事。俺、なんかわかんないけど、腹が立って七海を狙ってたやつにも、七海にも…馬鹿だよな俺。自分で自分が嫌になった。だけど、何かわかんねーけど…まぢごめんな!」

「うぅん嬉しいよ(/_・、)」
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