<…ひ・み・つ…>
僕の携帯が鳴った


七海だ。

「彼女からか?」

羽田さんが微笑ましく行った。

軽く頷き僕は電話に出た

「もしもし‥どうした?」

『ごめんね…さっき、アパートに行ったのね。でも、留守みたいだったから…今どこ?』

「今、えっと…そとだけど………。」

俺は何言ってるんだ。

『知ってるよ。逢いたい。』

「…ん。わかった。」

『じゃ〜家の前にいるから戻ってきてね!!』

そういって切れてしまった

どうしよう。
「帰ろううか。」
「彼女が待ってるみたいなんで、済みません。」

家までの道のりがかなり空気が重たく思った。

なるべくなら合わせたりしたくない。
羽田さんは、確かにいい人だけど…
でも、ヤクザ
そんな人を七海に紹介したくないのが本音

「あそこに立ってる子か?」

寒そうに立ち尽くす七海がいた。

「ハイ。」

「ゆう君!」

「ごめんな!寒かったろ?」

「ちょっとね('-^*)あっ!!どーも初めまして。」

「こんにちは!!」

七海が誰?みたいな顔をしている
僕は慌てて紹介する。

「こちら、隣に住む羽田さんで、よくお世話になってるんだ…で僕の彼女の七海です。」
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