風が吹いたとき
うちのクラスは一ヶ月ごとに席がえをする…。


なんと…。


雄也の隣から一の隣になってしまった…。


まぢヵょ!!!!!

国語の授業のとき、


単語帳に慣用句を書くことになった。


色とりどり、いろんなペンで書きなさいって。


先生が言った。


その先生の授業はめちゃくちゃ静か。。


ってか静かにしなきゃいけない…。


まぢつまんねー


自分の筆箱のペンを全部出しては、紙に出るか出ないかを

確かめている一を見てて、面白かった。


どうやら、水色と茶色のペンを使おうとして出なくて、


小さい子のようにガリ②と思いっきり、紙にペンを出していた。


『かわいい…。』

え、まてありえん!!そんなこと考えちゃいけない!!


私の筆箱から水色と茶色のペンを出して、


無言で一の前に差し出した。


一は、

「?!」


とした顔をしていた。


きっと、何でわかったんだろう。


とでも想ったんでしょ…


変な言い方するけど、


今までの行動を見てましたから…笑

でもすぐ笑顔になって口ぱくで

『さんきゅ♪』


と言ったのがわかった。


私も思わず笑顔を返してしまった。


一の大きい目…。小さい顔、長くてバサバサしているまつげ…


あこがれちゃう。


私は、顔がでかくて、目が小さくて、まつげがぜんぜんなくて…。


でも二重だった。

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