Dark Angel〜堕ちた天使〜
会社に向かう途中の通勤路で話しかけてきたのは、

1歳年上の先輩、雪さん。




「ちゃんと冷やした?」



「いや…あんまり」



「目が腫れたときは冷やすのが一番。弁当用のもので悪いけど」



「はい、これ」と渡されたのは、雪さんのイメージにぴったりな花柄のハンカチに包まれた保冷剤。




「そんな…大丈夫です。化粧品がハンカチに付いちゃうし」



「いいの、いいの」



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