僕は君のもの

僕はなぜあんなことを
言ってしまったのだろう。

あんなこと言うつもりじゃなかったのに。


言ってしまったことにひどく後悔した。


でもこれではっきりしてしまった。


彼女は佐野先輩が好きだと。


そして















僕は彼女のことを好きになってしまったということを。



認めたくはなかったが、こうまで自分が感情的になったのは初めてだったから。


これが人を好きになるということだと、初めて知った。







< 21 / 100 >

この作品をシェア

pagetop