僕は君のもの
「あれ?確か柏木だったよな?」
「はい!佐野先輩も社会人のチームでバスケしてたんですか?」
「いや、入ったのは一年前だよ。友達に誘われて。」
「そうだったんですね。私、バスケ大好きで!もっともっとうまくなりたくて。ホームページとかいろんなものみて探したんです。」
「そうなんだ。」
「佐野先輩、めっちゃバスケ上手いですよね!どうしたらあんなに上手くなれるんですか?毎日どんな練習してるんですか!?」
「ぷっ。」
「佐野先輩?」
「ごめんごめん。すごい勢いでしゃべるから。ホントに好きなんだね、バスケ。」
「・・・・・照』
「柏木はいつもまじめでさ、一生懸命なのは練習で知ってたよ。でもなんかおとなしいイメージだったからさ。こんなに熱血だとは思わなかった。」
「よく言われます。ホントはうるさいくらいなんですよ。でも私、すごい人見知りで・・・それに身長高いし。笑ってないと怖いって言われるんですよね。」
「確かに。でも笑ってたほうが可愛いよ。」
「なっっっ!?からかわないでくださいよ!」
「ホントホント。明日から俺の前ではそのキャラでな。楽しみにしとく。」
「わかりましたぁ。それじゃあ、また明日です。」