僕は君のもの

特に心を動かされることもなく、ただ時間だけが過ぎていた。



そして次は部活動リレー。


帰宅部だった僕はただボーっとみんなの走る姿を見てた。



そしたら彼女の姿を見つけた。


バスケ部の中に。


走っている彼女はとても楽しそうで、飾らない彼女を羨ましく思った。




こういう風に、気がつくと彼女を目で追ってることが多かった。


けど恋を知らない俺は、まだこの感情がなんなのかわからなかった。






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