摩訶不思議料理





その話しを、最後まで聞いていた彼女が涙を流しながら、中学生の頃の不思議な体験を話し始めた。



まさに運命の出会いだったのである。



そして、師匠の最後の言葉がここに現実となって、プリンセスに料理を食べて貰ったのである。



二人は暫く唖然となっていたが、その目前に師匠が現れたような気がした。



そして、私達に、



『幸せになりなさい、プリンセス!


そして元気な赤ちゃんを授かり、その子に美味しい料理を作ってあげなさい。


悟、お前腕を上げたな!


お前の料理で沢山の人に幸せを分けてあげなさい。


それがすべてお前達の幸せとなって帰ってくるからな。


何時までも仲良く!


俺は天国でちゃんと見ていてあげるからな!』



と言った気がした。



そして、二人は何時までも幸せに過ごしました。





=完=





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