honey blood
明らかに怒り浸透の志乃は殺気を放ってる。
「人間…」
「事の終わった後の余韻を邪魔するのは野暮ってもんじゃねぇのか?」
「紫様の…彼女…」
「そ。悪いがコイツに手ぇ出したらお前の家族ごと消してやるよ」
「その前に志乃がその女を消すっ!!」
無駄に力が強い純血ヴァンパイアの志乃。
だけどなぁ、俺はお前なんかより倍以上強いから。
「紫っ…様…?」
「手は出させねぇよ。このまま砂になりてぇか?それとも半分生かしといてやってもいい」
歯は時として牙になり、爪は時として刃物に変わる。
戦闘態勢に入れば、瞳の色も勝手に紅くなる。
志乃の首に突きつけた爪はスレスレで止まっていて。
ガタガタと震え始めた志乃を少し可哀想に思った。
だけどこのガキはこれくらいしなきゃわからないだろうから。
「さて、どうする?」
「ごめんっ…なさい…」
泣き出した志乃がウザかったけど、ここは母さんに任せておくとするか。
「人間…」
「事の終わった後の余韻を邪魔するのは野暮ってもんじゃねぇのか?」
「紫様の…彼女…」
「そ。悪いがコイツに手ぇ出したらお前の家族ごと消してやるよ」
「その前に志乃がその女を消すっ!!」
無駄に力が強い純血ヴァンパイアの志乃。
だけどなぁ、俺はお前なんかより倍以上強いから。
「紫っ…様…?」
「手は出させねぇよ。このまま砂になりてぇか?それとも半分生かしといてやってもいい」
歯は時として牙になり、爪は時として刃物に変わる。
戦闘態勢に入れば、瞳の色も勝手に紅くなる。
志乃の首に突きつけた爪はスレスレで止まっていて。
ガタガタと震え始めた志乃を少し可哀想に思った。
だけどこのガキはこれくらいしなきゃわからないだろうから。
「さて、どうする?」
「ごめんっ…なさい…」
泣き出した志乃がウザかったけど、ここは母さんに任せておくとするか。