honey blood
ココから出たいのになんて言って出たらいいのか…。



気まずい…。



「紫様とあんなことやこんなことしてる女…」

「あ、あたし部屋に戻るね!?」



洗面所から出ようとしたら、ドンッと顔面強打。



鼻いったぁい…。



「おはよ、蜜」

「紫っ!!」

「俺が起きるまで隣にいろっていつも言ってんだろ?ホント、言うこときかねぇヤツ」

「あっ…」

「まぁいいか。今日もカワイイし。はい、おはようのチュー…」



はぁ!?



ちゅ、チューしたよコイツっ!!



しかもなんなのその優しい口調!!



あの子見てるし!!



気まずさアップしたんですけどぉ!?



「なんだ、いたのか志乃」

「紫様は今日もお美しい…。志乃、帰ることにしました…」

「そうしな。次来る時は彼氏でも連れてこいや」

「諦めろということですよね…。1週間は泣きます…。もう邪魔しないから、嫌いにならないでね?」

「あぁ、お前の気持ちに応えられなくて悪かったな」



紫もなにげにいいとこあるじゃん…。



ぶちのめすだけぶちのめしてフォローしたよ。



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