honey blood
熱あがるからマジでやめてくれ。



顔が熱い~!!



「蜜…」



なんて耳元で甘い声出すもんだからグラッと気持ちが揺らぐ。



セクシーすぎる紫に迫られたら誰でもコロッと落ちてしまうんじゃないかと…。



「殴ってくんねぇとマジで…襲う…」

「は!?」

「殴んねぇならなんか冷めること言え…」



肩に顔を埋め、背中に回された手。



わき腹からスーッと入ってくるいつもは冷たい紫の手が今は暖かい。



さ、冷めることってなに!?



「さ、触んなボケ…」

「俺の加虐心煽ってどうすんだよっ…。早く…なんか言え…」



拒絶じゃきかないの!?



なに言えばいいのぉ~…。



そんなこと考えてる間にプチッと胸に開放感が…。



「ままままま、待って!!紫!?あたし…こんな状況で処女喪失とかマジヤダ!!弱ってんじゃん!?弱ってるヤツ押し倒すとかマジないって!!」

「最高のシチュエーション…」

「ふざけん…なぁぁぁ!!」

「う"っ…」



あっ、つい足が出ちゃった…。



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