honey blood
双子達もビビッただろうに…。



しばらく泣いた蜜と目が合い、どちらともなくキスをした。



恥ずかしそうに俯いた蜜の指には絆創膏が貼ってあった。



さっき切ったとこか…。



「治してやる」

「このままでいい!!このままでいいの…」

「なんでだよ」

「治したら紫が痛いし…。なんか…このままでいいの…」

「そうか…。疲れた…な…」

「寝た方がいいって…先生が言ってた…」

「寝る」

「い、一緒に寝てやってもいい…けど…」

「じゃあここ、どーぞ?」



最強のツンデレだな。



本当にカワイイヤツ。



珍しくベタベタな蜜に腕枕。



恥ずかしいのか、背を向けて寝ようとしてる蜜を後ろから抱きしめた。



「お前に救われたな」

「先生が紫とあたしの血が合うんだって言ってた…。だからおいしいんだってさ…。それに甘いらしいし…」

「好きだからうまいんじゃねぇの?雪丸はそう言ってたぞ」

「おや、おやす…み…」



俺、なにげに蜜にどっぷりハマってるらしいわ。



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