honey blood
明日から旅行に行くあたしと紫と二葉と雪丸君。



準備はOK!!



あとは寝るだけ!!



じゃなくて…。



「くぅぅぅ~…痛い…」



紫の体調管理を先生に任されたもんで…。



2日に1回のペースでこの激痛に耐えてる。



この時間ってなにしたらいいのかわかんなかった。



だけど最近の紫は髪を撫でたり引き寄せて背中を撫でたり。



愛情表現みたいに感じてしまうあたしって、やっぱり紫が好きなんだろうか…。



ってかたぶん好きなんだと思う。



「ごちそうさま」

「ダメだ、眠いや…」

「もう平気だからムリすんな。明日からは必要な時だけでいい」

「大丈夫なの?」

「おぅ」



ご機嫌だなぁ…。



最近のあたしは血が少ないせいかすぐ爆睡。



今日はもうダメ…。



力尽きた感じ…。



寝たいのに紫にズルズル引きずられて窓際までやって来て。



「もう寝るぅ~…」

「寝たら運んでやる」



紫の膝枕ですか…。



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