honey blood
紫の部屋に行くと、すでに敷いてある布団。



金田さんが気をきかせてくれたかな。



「どっから吸われたい?」



なんて珍しく聞いてきた紫にドキッとした。



前みたいなドキドキはいらないよ…。



だから…。



「首以外で…」

「ジワジワいくか?それとも一気がいいか」

「ど、どっちでもいいよ!!早くしないとあげなっ…」

「いただきます」



ニヤッと笑った紫にグッと引き寄せられ、首に噛みつかれた。



このドSが!!



首はヤダって言ったのに!!



それになんだか…長い…。



あんまり痛くないし…。



「今日の蜜の血、熱い…」

「飲みっ…ながら、喋んなっ…」

「軽く噛んだから時間はたっぷりだな」



体温は紫が近いせいで上がってるんだと思う…。



もう離れたい…。



一気にガブッといってくれた方がよかった!!



エロ紫!!



バカドSヴァンパイア!!



「うまい…お前の血…」



また体温上がるからやめろってば!!



< 160 / 506 >

この作品をシェア

pagetop