honey blood
上半身裸で座禅組んでるんですが…。



「まぁこんなの気休め。で、なんかあったのか?」

「いや、あの…。ヴァンパイアってオスとかメスとか関係ない感じなのかなって…」

「男と女って言いなさい。しかも基本、雑食じゃないから」

「だって今紫と雪丸君が若干BLじみたことしてたんだよ!!しかも紫受けってなくない!?逆じゃね!?」



ブハッと吹き出して笑う父上にイラッ…。



真剣に言ってんのに!!



「紫もミッチーに見られたらショックだろうよ」

「意味わかんない」

「まぁいろいろあるってことだ。男に嫉妬するほど、紫のことが好きなんだね~。若いね~、青いね~」



父上じゃ話しになんねぇな。



本人に聞くのがいちばんだ。



心臓がバクバクしてて、もしもっとすごいことになってたらと思うと躊躇してしまう…。



でもこのままじゃ二葉にも合わせる顔がないじゃないか!!



女は度胸じゃゴルァ!!



「入るよ紫っ!!」



あたし、生きていけないかも…。



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