honey blood
次の日、久しぶりに登校して朝から蜜を発見。
「桐原、もしかして雪丸に…」
「悪い、その話はあとで」
「わかった…」
雪丸の力が急激に上がったもんだから、周りにはもうバレてる。
きっと俺に従いたいと言うヤツはたくさん出て来るだろう。
だけど今はそれどころじゃなく、昨日の母さんからの仕打ち、蜜のせいだから。
「おはよ~、紫君」
「よぉ二葉。コイツ借りてくぜ」
「どうぞ~」
蜜を担ぎ上げ、向かう先はいつもの図書室。
今日は暴れないらしい。
ドサッとソファーにおろすと、ひきつり笑顔。
「き、昨日ぶりだな、紫」
「そうだな、大変だったんだよ。お前が余計な一言ぶちまけて帰ったせいで」
「でも従ったんでしょ?このマザコンが」
「黙らすぞコラ…」
「小さい男だね~、そんなもんで怒っちゃってさ」
誰が仕掛けたケンカだと思ってんだよ。
蜜は俺に振り回されたって言ってたけど、俺だって十分振り回されてる。
「桐原、もしかして雪丸に…」
「悪い、その話はあとで」
「わかった…」
雪丸の力が急激に上がったもんだから、周りにはもうバレてる。
きっと俺に従いたいと言うヤツはたくさん出て来るだろう。
だけど今はそれどころじゃなく、昨日の母さんからの仕打ち、蜜のせいだから。
「おはよ~、紫君」
「よぉ二葉。コイツ借りてくぜ」
「どうぞ~」
蜜を担ぎ上げ、向かう先はいつもの図書室。
今日は暴れないらしい。
ドサッとソファーにおろすと、ひきつり笑顔。
「き、昨日ぶりだな、紫」
「そうだな、大変だったんだよ。お前が余計な一言ぶちまけて帰ったせいで」
「でも従ったんでしょ?このマザコンが」
「黙らすぞコラ…」
「小さい男だね~、そんなもんで怒っちゃってさ」
誰が仕掛けたケンカだと思ってんだよ。
蜜は俺に振り回されたって言ってたけど、俺だって十分振り回されてる。