honey blood
コイツってこんなにカワイイことするヤツだったっけ?



もしかしてっ!!



これは蜜なりに甘えてたり…?



「紫~…」



ソレ、反則だろ。



そんな風に頼るように名前呼ばれたら、なんか頭、ドッカ~ンってなりそう。



「お腹空いた」



違う意味でドッカ~ン…。



めちゃくちゃいいムードだっただろ…。



今までの俺たちには不思議なくらいなかった感じだっただろ…。



見事にぶち壊したな。



「メシ…食いに行くか…」

「泊まってやるんだから奢れよ」

「はいはい…」



いつもの蜜に戻っちまった…。



まぁ、またこの話しして蜜を暗い顔にしたくないからいいんだけど。



昼は蜜が行きたいと言った近所の定食屋に行って、好きなだけ食わせてやった。



食ったら笑顔は本物になり、少し安心…。



さぁ、家に帰って昼寝でもするか。



「オイ、手」

「そんなに触りたいの~?」

「じゃあいい、繋がない」

「そんなに繋ぎたいなら繋いでやってもいいけど~?」



いらんツンデレ発揮してんじゃねぇよボケ蜜!!



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