honey blood
着替えの手伝いをしてる吹雪を見て、蜜は若干引き気味。



言いたいことはわかる…。



「コレはどうされました?」

「雪丸にやった時の名残」

「雪丸…広岡の息子ですか」

「あぁ。妹に治してもらったのに残った。たぶん血に動揺してたから」

「死ななかったんですね」

「まぁな」

「いずれ私にも…」



マジか!!



俺たちどんな仲だよ!!



会って間もねぇのに!!



「ねぇ、あんたらキモいんだけど…」

「口の悪い愚民が」

「は!?あたしあんたと初対面!!ってか誰!?」

「紫様の付き人とでも言っておく」



俺に対する態度と蜜に対する態度にえらい違いがあるのは気のせいだろうか…。



蜜を挑発すんなよ…。



機嫌取んのはごめんだぞ…。



「蜜、冷蔵庫にプリンあるから金田さんに貰ってこい」

「プリン!!」



なんとか機嫌を損ねずに部屋から出せた…。



無駄なケンカなんてしたくねぇからな…。



「蜜を煽ってキレさせんなよ…」

「安藤さんも私も、反対ですので」



古いんだよ!!



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