honey blood
会いたい…
【蜜】
駅に行く前の車の中。
運転手は憎い吹雪ってヤツ。
誰なのか、なんで紫のそばにいるのか、そんなの知らない。
だけど学校の送り迎えまでしちゃうからビックリで、今も見送りに行くと言い出した紫にベッタリ…。
紫はだいぶ慣れたみたいで、いない存在のように扱ってるけどあたしはそういう感覚を持ってない。
なのに…。
「ん~…もう…ヤダぁ~…」
後部座席であたしは紫のエサ。
とにかく今日から多少離れるわけで、紫の体が心配じゃないってわけでもないし…。
離れる前に溜めとくんだって。
長いんだけど…。
「倒れっ…たくない…」
「ん、ごちそうさん」
「飲み過ぎじゃない!?貧血になったらどうすんの」
「一緒に行ってやるよ?」
「結構です!!じゃあね!!」
今から実家に帰ります。
辱めにあわされた気分…。
「蜜!!」
「なに!?」
「寂しくなったら電話しろよ?」
「なっ!?紫でしょ!!」
「気をつけてな」
なんなの紫のヤツ…。
駅に行く前の車の中。
運転手は憎い吹雪ってヤツ。
誰なのか、なんで紫のそばにいるのか、そんなの知らない。
だけど学校の送り迎えまでしちゃうからビックリで、今も見送りに行くと言い出した紫にベッタリ…。
紫はだいぶ慣れたみたいで、いない存在のように扱ってるけどあたしはそういう感覚を持ってない。
なのに…。
「ん~…もう…ヤダぁ~…」
後部座席であたしは紫のエサ。
とにかく今日から多少離れるわけで、紫の体が心配じゃないってわけでもないし…。
離れる前に溜めとくんだって。
長いんだけど…。
「倒れっ…たくない…」
「ん、ごちそうさん」
「飲み過ぎじゃない!?貧血になったらどうすんの」
「一緒に行ってやるよ?」
「結構です!!じゃあね!!」
今から実家に帰ります。
辱めにあわされた気分…。
「蜜!!」
「なに!?」
「寂しくなったら電話しろよ?」
「なっ!?紫でしょ!!」
「気をつけてな」
なんなの紫のヤツ…。