honey blood
って、お前も和服かよ。



なに、そのエロさ。



なに、その異色のコラボレーション…。



不覚にもカッコイイとか思っちゃったじゃん。



「どんだけ寝てた?」

「1日半ってとこだな」

「何食食い損ねたんだよ~…」

「メシなら用意してやる。まずこれ飲め」

「怪しすぎる薬なんか飲めませんので」

「輸血したらもったいねぇだろうが。いいから飲め」



なんで輸血がもったいないの?



ってかなんなのその緑の粉薬…。



まず説明しろよってかんじ。



「あっ、オバサンに連絡してないっ!!」

「寮になら学校から連絡しといた。理事長がうまいこと言ったから大丈夫だろ」

「そう…」



無理矢理体を起こされたものの、力が入らなくてもたれ掛かるような体制…。



頭がフラフラして気持ち悪い…。



「ララ、水」

「はい、兄さま」



口を開けたら薬を入れられ、渡された水で究極に苦い薬を流し込んだ。



クソマズっ…。



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