honey blood
蜜もそれが言いたかったんだろう…。
「わかった…」
「後は俺に任せな。ご苦労だったな、紫」
「いや…」
「じゃあ俺は天音に会って来る」
全部のつじつまが合ったのに、俺の気持ちは不完全燃焼。
誰も消えずにすんだのに…。
「吹雪、ちょっと出てくる…」
「お気をつけて」
宛てもなくひたすら歩いた。
蜜と歩いた道…。
初めてデートした映画館…。
最後に向かったのは蜜が養子に来た家。
「紫様…」
「蜜のことでは迷惑かけた…」
「いえ、いちばん辛いのは紫様ですから」
「理事長、これからも蜜を…よろしくお願いします」
「わかってます」
それだけ。
ケジメつけなきゃいけない気がするから…。
俺の想像以上に蜜の頭ん中は改ざんされてる。
どう頑張っても俺の入る隙間がない。
蜜はこのまま天音といる方が幸せなのかもしれないから…。
蜜が幸せになるなら、潔く身を引こうじゃねぇの。
「わかった…」
「後は俺に任せな。ご苦労だったな、紫」
「いや…」
「じゃあ俺は天音に会って来る」
全部のつじつまが合ったのに、俺の気持ちは不完全燃焼。
誰も消えずにすんだのに…。
「吹雪、ちょっと出てくる…」
「お気をつけて」
宛てもなくひたすら歩いた。
蜜と歩いた道…。
初めてデートした映画館…。
最後に向かったのは蜜が養子に来た家。
「紫様…」
「蜜のことでは迷惑かけた…」
「いえ、いちばん辛いのは紫様ですから」
「理事長、これからも蜜を…よろしくお願いします」
「わかってます」
それだけ。
ケジメつけなきゃいけない気がするから…。
俺の想像以上に蜜の頭ん中は改ざんされてる。
どう頑張っても俺の入る隙間がない。
蜜はこのまま天音といる方が幸せなのかもしれないから…。
蜜が幸せになるなら、潔く身を引こうじゃねぇの。