honey blood
だけど俺なんか素敵でもなんでもねぇと思うわけで。
帰りは見合い相手を先に吹雪に送らせて、俺とふたりになってからは沈黙…。
吹雪が俺に無言の圧力をかけてる…。
「ふ、吹雪?」
「なんでしょう」
「いや、なんでもない…」
「本日は実家に帰らせていただきます。代わりに誰か呼びましょうか?」
「いいっ!!俺だってガキじゃねぇんだ。着替えるだけだし?ちゃんとして寝れる!!」
「なら、明日の朝に参りますので」
吹雪が実家に帰るなんて初めてだった。
なにがあるのかと聞けば、たぶん答えるだろう。
だけど今はそんな雰囲気じゃなく、見合いを失敗させた俺に頭にきてるはずの吹雪におびえた。
「「兄さま~!!おかえりなさい!!」」
「ただいま」
「袴姿カッコイイ~」
「久しぶりに着たから窮屈だな」
「「お手伝いする~」」
蜜は…まだか。
せっかく天音といる時間に見合いしたのに…。
早く帰って来いっての。
帰りは見合い相手を先に吹雪に送らせて、俺とふたりになってからは沈黙…。
吹雪が俺に無言の圧力をかけてる…。
「ふ、吹雪?」
「なんでしょう」
「いや、なんでもない…」
「本日は実家に帰らせていただきます。代わりに誰か呼びましょうか?」
「いいっ!!俺だってガキじゃねぇんだ。着替えるだけだし?ちゃんとして寝れる!!」
「なら、明日の朝に参りますので」
吹雪が実家に帰るなんて初めてだった。
なにがあるのかと聞けば、たぶん答えるだろう。
だけど今はそんな雰囲気じゃなく、見合いを失敗させた俺に頭にきてるはずの吹雪におびえた。
「「兄さま~!!おかえりなさい!!」」
「ただいま」
「袴姿カッコイイ~」
「久しぶりに着たから窮屈だな」
「「お手伝いする~」」
蜜は…まだか。
せっかく天音といる時間に見合いしたのに…。
早く帰って来いっての。