honey blood
甘い…。



やっぱり甘い…。



「紫っ…」

「ん~?」

「恥ずかしい…から…」

「見えねぇよ」

「もう…ヤダァ…」



血が欲しかったわけじゃない。



ただこうしたかっただけ。



ごちそうさん。



「イヤなら我慢してやる」

「拒否ったら…紫浮気しそう…」

「しねぇよ…」

「イヤじゃない!!恥ずかしい…」

「そんなのお互い様だ。任せとけ」

「あっ…うん…」



よしっ!!



いただきます!!



「あたしが処女じゃなくなったら血がまずくなるかもよ!?」

「うるせぇ。もう黙って食われろ」

「優しくしなさいよ!!」

「マジ、うるせぇヤツだな。集中しとけ」

「う"ぅぅぅ~…」



初めて見た蜜の体は白くてキレイだった。



月明かりがよく似合う…。



触るのがもったいないとすら思う。



恥ずかしそうに顔を手で隠してる蜜があまりにもカワイくてその手を退かしてキスをした。



「緊張する…」

「なんで紫が?」

「さぁな」



全部俺のものにする…。



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