honey blood
ソイツはチラッと俺を見てニカッと笑った。



「お前何人?」

「い、一応日本…」

「俺、アメリカ。ブライアンだ」

「あ、あぁ!!俺、紫…」



握手しちゃった…。



めっさカッコイイな…。



それにこの雰囲気でも軽ノリ…。



「いつからこっちに?」

「2週間前。もう慣れたぜ?」

「喋ってて怒られねぇの?」

「俺とお前はな?ははっ!!堅苦しい…」



ヘコんだよ…。



慣れてねぇじゃねぇか…。



「ガキの頃真面目にやっときゃよかった…」

「ブライアン、何歳?」

「25…恥ずかしいから聞くな…。紫は?」

「17」

「そうか…」



打たれ弱いよこの人!!



この人に任せてアメリカは大丈夫なんだろうか…。



「お前、この中では最年少だな」

「そうなの?」

「そういや日本は世代交代だって聞いたな」

「それが俺。だからここに来た」

「なるほど。まぁ将来、一緒にもり立てるわけだからな。仲良くしようや」



おぉ~、これこそフレンズ!!



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