honey blood
天音んとこ行こう。



部屋の番号を聞いて、ノックした。



「紫…」

「疲れた顔だな」

「俺と紫の扱い違う!!バトラー着きだし部屋豪華だし!!」



天音の部屋は殺風景な狭い部屋。



家具とか、もっと立派かと思ってたのに…。



「さっさと出てやる…」

「そうしようぜ」

「ってか、今からエサ来るんだけどいんの?」

「ひとりであの部屋いんのも辛いっス…」

「別にいいけど」



しばらくしてやってきた天音のエサ…。



超美人な人間…。



「お好きなところからどうぞ?」

「薬に頼らずに提供してもらえんのは有り難いね~」

「天音様専用ですので殺さない程度にお願いしますね?」



羨まし~…。



俺も生身の人間から飲みてぇ…。



「うまい?ねぇ、うまいの?」

「紫、マジうるせぇ…」



もういい!!



ブライアンのとこ行ってやる。



見せつけられた気分のまま、ブライアンの部屋をノックしたら勝手にドアが開いた。



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