honey blood
雪丸君と二葉は前のあたしと紫…。
雪丸君はハーフだから二葉をヴァンパイアにすることはできない。
だから羨ましいんだって…。
「二葉もヴァンパイアになったらいいじゃん」
「それは思うけどね、さすがに雪丸君にそんなこと言えないから…」
「そうか…」
「だからね、蜜ちゃんが羨ましい」
二葉の気持ち、わからなくもない。
もう4年近く付き合ってるのに未だに距離を感じるって二葉の気持ちはあたしが思ってるよりも苦しいんだと思う。
「そんな風に思ってたんだ…」
「雪丸君っ!?」
「そっか、なんか…僕ダメだね。ごめんね、二葉…」
へっ!?
いつの間にいたの!?
ドアの隙間があいていたってことはきっと全部聞こえてる。
たぶん二葉に買ってきたであろうケーキの箱が無惨にも床に落ちていて。
走って家から出て行った雪丸君を追いかけるって思考が働かなかった。
「ど、どうしよう…傷つけ…ちゃったかな…」
「二葉…」
いつも仲良しでなんの悩みもないと思ってた。
雪丸君はハーフだから二葉をヴァンパイアにすることはできない。
だから羨ましいんだって…。
「二葉もヴァンパイアになったらいいじゃん」
「それは思うけどね、さすがに雪丸君にそんなこと言えないから…」
「そうか…」
「だからね、蜜ちゃんが羨ましい」
二葉の気持ち、わからなくもない。
もう4年近く付き合ってるのに未だに距離を感じるって二葉の気持ちはあたしが思ってるよりも苦しいんだと思う。
「そんな風に思ってたんだ…」
「雪丸君っ!?」
「そっか、なんか…僕ダメだね。ごめんね、二葉…」
へっ!?
いつの間にいたの!?
ドアの隙間があいていたってことはきっと全部聞こえてる。
たぶん二葉に買ってきたであろうケーキの箱が無惨にも床に落ちていて。
走って家から出て行った雪丸君を追いかけるって思考が働かなかった。
「ど、どうしよう…傷つけ…ちゃったかな…」
「二葉…」
いつも仲良しでなんの悩みもないと思ってた。