honey blood
で、結局何もせずにダラダラ。



蜜も久しぶりのゆっくりした時間を過ごしたかったのか、特に悪態つくわけじゃなく。



「紫、そこくすぐったい~」

「ほっせぇ腰…」

「噛まないでよ?」



初めてかも、ケンカもせずにこんなにイチャイチャしてんの。



抱っこしても蜜が寄りかかってくるし。



このまま時間なんて止まればいいのに。



「兄さま~、おやつだよぉ~」

「ミーちゃんのも!!」



双子たちも遊びに来たりして、やっぱりゆっくりダラダラ。



離れるのはトイレに行くくらい。



お互い離れたくなかっただけかも。



「紫ってあたしのなにがいいの?」

「素直なとこ」

「どの辺が!?」

「ツンツンしまくってるくせにわかりやすいじゃん、お前」

「そうやっていつも紫が上だ…」

「くくっ…」

「いつか必ず超動揺させてやるんだから」

「期待してる」



変な対抗意識燃やされたけど。



まぁ、これからも変わらぬ蜜でいてもらいたいと思う。



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