honey blood
開いてる口にはポップコーン
【蜜】
昔、お隣のユウ君が好きだった。
ユウ君もあたしを好きだったんだと思う。
毎日一緒に遊んで、大きくなったらあたしと結婚するんだと言っていた。
汚れを知らない無垢な子供だったあの頃…。
ある日、ユウ君があたしの頬にキスをした。
急に気持ち悪くなって思い切り突き飛ばし、それから話しすらしないでいつの間にかユウ君はどこかに引っ越した。
その頃から、あたしはベタベタするのが嫌いだったのかもしれない…。
「ユウ君ねぇ~…」
「んっ…朝…?」
「お前、元カレの名前寝言で叫ぶのはどうかと思うぜ?」
「元…カレ…?」
「それとも浮気相手か?俺がいながら浮気するとは随分ぶっとい神経持ち合わせてんだな?」
朝からなに言ってんのかわかんない…。
ここに来てからの朝は紫の声が目覚まし代わり。
隣に敷かれた布団に胡座をかき、寝乱れた着流し姿でこっちを見てる。
「よし、先越されねぇように処女もらっとくか」
はぁ!?
なに言ってんのコイツはっ!!
昔、お隣のユウ君が好きだった。
ユウ君もあたしを好きだったんだと思う。
毎日一緒に遊んで、大きくなったらあたしと結婚するんだと言っていた。
汚れを知らない無垢な子供だったあの頃…。
ある日、ユウ君があたしの頬にキスをした。
急に気持ち悪くなって思い切り突き飛ばし、それから話しすらしないでいつの間にかユウ君はどこかに引っ越した。
その頃から、あたしはベタベタするのが嫌いだったのかもしれない…。
「ユウ君ねぇ~…」
「んっ…朝…?」
「お前、元カレの名前寝言で叫ぶのはどうかと思うぜ?」
「元…カレ…?」
「それとも浮気相手か?俺がいながら浮気するとは随分ぶっとい神経持ち合わせてんだな?」
朝からなに言ってんのかわかんない…。
ここに来てからの朝は紫の声が目覚まし代わり。
隣に敷かれた布団に胡座をかき、寝乱れた着流し姿でこっちを見てる。
「よし、先越されねぇように処女もらっとくか」
はぁ!?
なに言ってんのコイツはっ!!