流れ星


待ち合わせ場所へ行くと、今日の男はもう待っていた。


「詩ちゃん」

片手を挙げた男は、あたしを見ながらニヤニヤしてる。


「こんばんは」


まだ時間じゃないけど、まぁ良いか。


「ホテルの前にご飯でも行く?」

「えっ」


ご飯…

知り合いに見られたら、嫌だしな…



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