流れ星


「今、乾燥機にかけてるから。もう少し我慢な」

「ねぇ、今日泊まって良い?」

「ん?疲れたのか?」


レンはソファーに座ると、タバコに火をつけた。

その仕草に胸が熱くなる。



「前にさ、彼女いる?って聞いたらいないって言ったよね?」


確かにレンは、いないと答えた。

どれだけ、あたしが嬉しかったか…



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