流れ星


「詩ちゃんは彼氏いないの?」

「いませんよぉ」


甘ったるい声を出すのも、もう慣れた。


「可愛いのに、もったいないな~。オジサンが彼氏になっちゃいたいよ」

「え~」



恋なんかしない。



気付けば朝だった。



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