流れ星


「綺麗だよね?」


後ろから低い声が聞こえた。



「誰!?」

こんな時間だし、怖くなって勢いよく振り返った。


「あぁ、ごめん。驚かせるつもりは無かったんだ」


ポケットに両手を突っ込んで立ってる男の人がいた。


「綺麗だよね、ここ」


あたしに向けていた視線を上に変えながら言葉を放つ。



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