一匹狼の彼
「先生、渡すものって何ですか?」
「、、、大変言いにくいんだが」
なによっ。
早く言ってよ。
「君のご両親、、のことで」
、、、ぇ??
な、、、んで、、、
「君のご両親の手紙がここの学校に届けられた」
「、、、せん、」
「ぇ??」
「いり、、、ま、、、せんっ、、」
「、、そうか。気持ちの整理がついたら私のところに来なさい」
「、、、はい」

やめてよ、、やめてよ。。もう私なんかほうかっておいてよ。。
どうせ、、何にも思ってないんでしょ?
どうせ、お金貸せでしょ??
私を捨てて、、保育所に、、置いていって。。
今までずっと、、ほとんど姿なんか見せなかったくせに。。
見せても、、お金貸せ、、しかいわなかったくせに、、
「うっ、、うぅ、、、」
今までずっと、、遊んでたくせに、、
借金取りにだって追われてて
私を、、捨てていったくせに。。
手紙なんか、、、
おくらないでよ。。。
「、、っかじゃ、、ないの??ばっかじゃないの??うぅ、、ひっく」
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