1週間の恋をした。
第一章
街中で…………
――ドンッ!!
「痛っ…」
夏姫(なつき)の小さな体と
見知らぬ男性の大きな体が、ぶつかり
夏姫は、手に持っていた
生徒会の資料を落としてしまった。
「大丈夫ですか?」
と、男性は資料を拾いながら
声をかけてくれた。
「大丈夫です。ありがとうございました」
と、長い髪を耳にかけながら、
男性の方を向いた。
男性は、近くの中学校の生徒でした。
何だかよく分からない
胸の痛みがあった。
その時、私は築いた、
――恋…一目惚れをした事を。