愛しい君へ



「今までありがとう・・」


それだけメールして
私は眠りに落ちた。











「えぇえ!?
 別れちゃったの?」

「うん、フラれたよ」

「そっかぁ。
 辛かったねぇ、よしよし」



私を慰めて
くれているのは
私の親友、武本希。


「のぞみいぃい(泣)」

「辛かったら
 いっぱい泣いていいんだよ」



希はホント優しい。



「ありがと。
 でも大丈夫」

「うん〜。」

「ほらっ早くっ。
 部活始まっちゃう!」


私は無理矢理
話を反らし、
駆け足をした。



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