あいつだけが王子様!?




「じゃあね!」

緑がいつもの曲がり角で言う。


「うん♪また明日ぁ~!!」




あたしはその後・・・。




あの隼人が曲がったところへ向かった。

ダメって分かってるのに・・・。



「う・・・っううっ・・・。」


誰かが泣いている声が聞こえる。





・・・・星川さんだ。





しかも1人でいた。隼人はもういないみたい。


でも、、、泣かせたのは隼人??


どうして・・?



星川さんが立っている後ろの家の表札には

『星川勇気・涼子・良太郎・明音』の文字。



明音(アカネ)って言うんだ・・・。



でも・・・家の前で。


隼人は、あの曲がった後から、星川さんの家に着くまでの間、

星川さんに何をしたって言うの・・・?











気になってしょうがないよ。


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