亡き母の無思運必ーむしうんひつー
「葉優ちゃん!高校見つかったわよ!」


「本当ですか!?」


私は小学2年生の時、施設に引き取られた。


施設の人達はとても優しくしてくれた。


そして今、私のために高校を探してくれている。


お金も無くその上借金のある私を、誰が養子に貰い学校へと行かせてくれるだろうか。


私は今まで施設で教育を受け、学校で習うことは全て教えられた。


でも、人と交流は一度もしたことがない。
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