亡き母の無思運必ーむしうんひつー
「まぁすごいじゃない葉優ちゃん!とっても有名な高校よ!」


「でも斎川さん、お金は大丈夫なんですか?」


「全く葉優ちゃんは…。
大丈夫よ、向こうの人が払ってくれるらしいから」


斎川さんは溜息をつきながら言った。


「葉優ちゃんは本当っ、運が良いわね。
きっと優しくていい子だからよ」


「そんなこと…」


思ってないよ、運だなんて…。
< 3 / 74 >

この作品をシェア

pagetop