亡き母の無思運必ーむしうんひつー
信城さんは私をベッドへと引っ張った。


「あの…」


「待ってた。
ずっと」


「信城さん…」


「どうして駄目?
俺とするの嫌?」


信城さんは私を気づかうように聞いた。


「嫌じゃない…」


ただ、怖いだけ…。


これか好きという感情なのかは分からない。
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