亡き母の無思運必ーむしうんひつー
「だって私…」


「いいから俺についてろ」


信城さんは私の手を握りながら言った。


やっぱりドキドキする。


こんな気持ち初めてだった。


これは、好きという感情なのよね?


たとえ違っても私はそうだと信じる。


だって、そうであってほしいから。


どうかお願い…。
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