亡き母の無思運必ーむしうんひつー
「杞晶斗葉優《キショウトハユウ》さんですね?」


声のした方へと振り向くと、スーツを着た若い男の人立っていた。


「はい…、そうですけど」


私と同い年?


「お待ちしておりました。
ご一緒に願います」


「あの、あなたは」


「申し遅れました。
洸様の使いの、土伊と申します」


「…えっ」


「ではこちらへ」


私は校内へと案内された。
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