涙のあとに――

―――――……

―――――――――………


「ふぅ…恥ずかしかった」

「だな……」

少ししてから、私たちは喫茶店を出た。

泣いたりしてたから

周りのお客さんの視線が痛かった…


「ぅっ、寒い!!」

「当たり前だろ。12月だぞ」

「そのくらい知ってるよ!!」

少し上を見れば、大好きな人が笑っている。


今まで通り。


まるで何もなかったみたい。


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