電話越しの君へ


年が明け、三学期が始まった。



なんとなく、綾瀬とはギクシャクしたまま。



どうしたもんかと屋上で寝そべっていると、放課後はあまり人の来ないここに女子が4人入ってくるのが見えた。



めんどくせぇ……



そう思って、やつらからは見えない位置に俺はまた寝そべる。



するとそいつらの話声が聞こえてきた。



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