ビター・キャラメル
40歳父と二人暮らし…のはずか最近はずっと一人暮らし。
パチスロが大好きなダメ親父が借金をしては夜逃げをするのだ。
あたしを置いていくのだから夜逃げ、というより逃亡が正しい。
とにかく借金だけ残して去っていくのだ。
もちろん、返済はあたしがやらなければいけない。
幸いサラ金など危ないところから借りるわけではないらしく、いろんな消費者金融から優しいお姉さんの催促電話が毎日のように来るのみである。
あたしに返させようとする魂胆が見え見えで、それはそれでむかつくけれど。