ねぇ、会いたいよ
+ハヤトside+
今日むちゃくちゃ可愛い子を見つけた。
けどそいつは半泣きになりながら
ユウキ達に囲まれていた。
男の本能(?)ってゆーのが
働いたのか俺はそいつの手を
引っ張って自分の背の後ろにかくした。
「ハヤトお前何すんだよっっ」
ピクッてまゆがつり上がったユウキ。
これはこいつのビビッてるとき
無意識にしてしまう仕草。
中学んときからつるんでるから
ヤでも覚えてしまった。
こいつ、女みたいに高校デビューしてぇのか?
俺に口ごたえなんか
したことないくせに頑張っちゃって…。
だから俺も負けじと言ってやった。
「朝から女泣かしてんじゃねぇよ。何すんだよはこっちのセリフ。人の女に手出しておまけに泣かしてるんじゃ……後でどうなるか分かってるよな?ユウキ…」
最高に低っくい声でユウキから
一度も目をそらさず冷たく言い放った。