ねぇ、会いたいよ
だって、俺よりちっこいのは
分かってたけど、この
上目づかいは反則だろ?
こんな顔他の男にもしてるとか
意味わかんねぇ…。
俺は顔を女の高さにわざと
合わして目を見つめた。
こいつ…若干顔赤いんですけど。
もう…ダメだ…俺。
チュ
「そーゆー顔のこと言ってんの。」
俺はキスをする前の体勢と同じ体勢に
なってさっきと同じように
女の目をずっと見つめた。
てかこいつ…キスされたって
こと分かってない…笑?
「これ、普通なんですけど……」
まだ顔が少し赤い女は、
つぶやくように言った。
距離ちょっと近づきすぎたかな…?
吐息が俺の鼻にかかる。
まぢやべぇ…今すぐ押し倒してぇよ。
けどこの女のことだし、
押し倒して抱こうとしたところで
何も理解どきないと思うしな…。
てか、そうゆうとぼけたような
顔されたら俺ぜってぇ止まんねぇ。
けど…。
いつか俺のことしか
見れねぇようにしてやる。
“お前…覚えとけよ?”
目でそういたずらみを
こめて見つめてやった。