ねぇ、会いたいよ
「どこどこぉー??」
「あっほんとだ!可愛ぃぃ~。」
チャラチャラした男の声が
後ろの方から聞こえてくる。
聞こえてくる…聞こえて…る…聞こえ……
「ねぇ!!君可愛いね~俺らと一緒に行かない?」
右耳にピアス2つ。
キラキラしていた。
けど髪は金髪のこしパンの
シャツ出しのたぶんチャラ男。
目もそこまで大きくない二重。
けど顔がちっちゃくて
女の子みたい…。
「ねぇ行こ~よ~」
後ろからさらに2人の男。
2人ともあたしの目の前に
いる人よりは背が高い。
名札の線の色がみんなオレンジ色。
だからおない。けど知らない人。
“怖いよっっ…//”
後ろから来た1人の男に
うでをつかまれた。
“怖いよっっ……誰か…助けて”
「やっやめてっ…!!」
嫌がるあたしのことなんか
おかまいなしで強引に
連れて行こうとする3人の男たち。
「ほっ本とに…やっ!!」
もう自分がどんな顔
してんのか分かんない。
ただ逃げたい。今すぐここから。
怖い…怖い…
「キャッ///」