契約彼女

「なんであいつの専属運転手になんかなったんですか？」


「あいつって・・・ああ、遊羅坊ちゃんですか？」


「はいっ。」


「なんでって・・・・・？」



「だって、海崎さんみたいな優秀な人が何であいつの専属運転手をしているのかなーって思ったからです。」



「遊羅坊ちゃんは根はいい人なんです。」


「うそっ・・・・・、あいつがっ？？？？？」


「はいっ。」


「そうには見えませんけど・・・・・」



「遊羅坊ちゃんは恥かしがりやさんなんです。」


あいつがっ？？？？？


おっと、↑声に出そうになった。


「あの、それほんとにあいつですか？？？？」


「はいっ。もちろん。」



「そのうち解りますよ。」



このとき私には海崎さんがなにを言っているか解らなかった・・・・・




遊羅の過去を知るまでは・・・・・・・