深紅の月~江戸時代~
「簡単だったしオレでも作れると思ったの!けど・・・けどこんなに出来ないなんて思ってなかったの!」
この周助の言葉に司はサラッと言い返す。
「それ、どう見ても卵焼きじゃないよね?焼けた卵だよね?・・・せめて形のある物つくれ」
司が卵や・・・
いやいや、焼けた卵を指差して言った。
司が指を差した先には真っ黒になった元(自称)卵焼き・・・のような物体があった。
「これを俺達に食えってか?」
「あ・・・いえ・・・そんなことは・・・」
反論しようと思ったが由美香と司の視線が周助に突き刺さった。
司に思いっきり睨まれた周助は、
「すみませんでした・・・!」
と、頭を下げた。
周助、司の言葉に・・・
撃☆沈!